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​​御室金剛講

Omuro Kongo-ko Goeika (a Buddhist hymn)

御詠歌とは

仏教の教えを五・七・五・七・七等の和歌にしたものを旋律に乗せて唱和する祈り歌。多くは鈴の音を伴い、歌は詠々として西洋音楽の様に歌われる。平安時代より伝わる宗教的伝道音楽の一つであり、宗派によってその様式は異なる。聴くだけで心が和み、共に唱えれば、身も心も癒されます。

金剛流御詠歌

Kongo school Goeika (a Buddhist hymn)

昭和4年に大阪府河内長野にある天野山(あまのさん)金剛寺第76世の曽我部俊雄・和尚が初代高野山金剛講総本部詠監に就任以降、古来より存在していた大和流や妙音流などの詠歌を整備し、旋法、音階や音符などの基本的な楽理を編纂、さらには新しい作曲などを多く発表され、広く発展し、「金剛流」を大成されました。

御室金剛講 総裁挨拶

御室金剛講総裁
総本山仁和寺第51世門跡
瀬 川 大 秀 大僧正

 仁和寺には、金剛流御室金剛講というご詠歌講があり、講員の方々は金剛流の発展はもとより、自己の研鑽に日々努められています。

 ご詠歌には、お大師さまの御教えを分かりやすく説かれた歌詞が多く、お唱えすると不思議と心が安らぐ、そんな力があるように思えます。

「~朝靄に利他の御心仰ぎつつ 仁和の祈り永久に伝えん~」

この詩は、現在、仁和寺第2番の御詠歌として、多くの講員にお唱えいただいております。

今より遙か遠き千百数十年前、宇多天皇様が仁和寺を開かれ、自らがお大師さまを尊崇され、仁和寺より人々の幸せを祈られました。境内に円堂を建立された時の願文には「私は仏の子となり、善を修し、利他を行ず」と示されています。

この仁和寺第2番の御詠歌には、開山宇多法皇の御心を我が心として、法燈を未来へ伝えたいと願う、私の思いを詠ませていただいた詩であります。

ご詠歌には、お大師様の御教えは勿論のこと、仏菩薩や祖師への思いを詩に乗せお唱えすることが出来る仏教音楽でもあります。

どうぞ一人でも多くの方にその魅力に触れていただき、御詠歌の世界に足を運んでいただきたく存じます。

1.仁和寺門跡 御室流家元 瀬川大秀.jpg

御室金剛講 本部長挨拶

御室金剛講本部長
総本山仁和寺執行
橋 本 高 諄

 去る平成27年5月、高野山開創1200年記念大法会に於いて、仁和寺に伝承された「御室流(明音流)御詠歌」を金剛流へ奉納し、金剛流御室金剛講が創立されました。

 この日を以て「御室流(明音流)御詠歌」は、流祖福嶋明音師の意志を継ぎ、新たに金剛流御詠歌として出発することとなりました。

 金剛流の流祖、曽我部俊雄和尚は「御詠歌を奉唱することにより、祖師弘法大師を仰ぎ密教の根幹たる金剛界曼荼羅(仏菩薩の働き)供養の教えを学び体得する方便」として示されました。

 また、流祖は「信修は讃歌の先、礼拝は供養の後」と説かれています。つまり御詠歌を唱える前に何事も信じて修する心を整え、佛を祈り礼拝することは、下座行の後にするという事です。そして、このみ教えを心得、御詠歌を唱えることが、金剛流御詠歌行者であると言われました。

 金剛流御詠歌とは、流祖曽我部和尚が示された密教のみ教えを分かりやすく説き導く仏教音楽であります。

御室金剛講では一人でも多く、この仏教音楽である御詠歌に興味をもっていただく為、全国に24の支部を設置し支部長を中心に活動いただいております。

 是非、皆さんも私どもと一緒に御詠歌をお唱えし、祖師また流祖のみ教えに触れて頂きたく存じます。

合掌 

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年間行事

●金剛流御詠歌1日研修会

開催日:令和6年4月26日(金)

●金剛流御詠歌夏期講習会

開催日:令和6年6月25日(火)、26日(水)

●金剛流御詠歌秋季講習会

開催日:令和6年10月24日(木)〜25日(金)

●諡号奉賛法要、御室金剛講詠階辞令親授式

開催日時:令和6年10月25日(金)11時〜 御影堂

​各支部のご紹介

Introduction of each branch

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御室金剛講本部お問合せ

御室金剛講、御室流御詠歌に関するお問い合わせはこちらからどうぞ。

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真言宗御室派宗務所内 御室金剛講本部事務局
教学部教学課

〒616-8092 京都市右京区御室大内33

omuro-goeika@ninnaji.jp

Tel 075-461-1155 Fax 075-464-4070

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